当院では、虫歯の早期発見・早期治療に努めています。また治療後は、定期的なメンテナンスで再発防止・予防を図ります。
近年は、虫歯治療における痛みを少しでも和らげるため、歯科医院でさまざまな取り組みが行われています。 当院でも、以下のような方法で、治療の痛みを軽減できるよう努めています。
表面麻酔
麻酔注射の前に、表面麻酔を使用して注射部位を痺れさせます。針が刺さるときの痛みを和らげます。
極細針の使用
細い注射針を使用し、針の挿入時の痛みを和らげます。
温めた麻酔液の使用
36~37℃に温めた麻酔液を使用し、注入時の刺激を軽減します。
電動注射器
電動による一定の圧力で麻酔液を注入し、痛みを和らげます。
歯を大きく削ったときには、詰め物・被せ物を取りつけます。 当院では、以下のような詰め物・被せ物を採用しております。 ※すべて税込価格です。
メタルインレー(保険)2,200円~3,300円
金銀パラジウム合金を使用した、保険適用の詰め物です。ただし、見た目が劣る・プラークが付きやすく、虫歯になりやすい・金属アレルギーになる可能性が金より高いなどのデメリットがあります。
セラミックスインレー(自費)45,100円
セラミックスのみを使用した、白く美しい詰め物です。天然歯との境目もきれいに仕上がり、清掃性も維持されます。ただし、極度に強い衝撃を与えると割れることがあります。
ジルコニアインレー(自費)50,600円
高い硬度を持ち、人工ダイヤモンドとも呼ばれるジルコニアを使った白い詰め物です。セラミックス以上の耐久性を誇ります。ただし、見た目がセラミックス、ハイブリッドセラミックスに比べて劣ります。(金属ほど目立たない)
ハイブリッドセラミックスインレー(自費)39,600円
セラミックスとプラスチックを混合した、ハイブリッドセラミックスという白い材料で作る詰め物です。安価でありながら、天然歯に近い美しさを再現できます。ただし、極度に強い衝撃を与えると割れることがある(セラミックスより劣る)・多少の変色があるなどのデメリットがあります。
ゴールドインレー(自費)56,100円
金属ではありますが、人の体への適合が良く、金属アレルギーのリスクが抑えられます。また、適度な摩耗性を持つため、咬み合う歯を傷つけません。ただし、見た目が金色になるので目立つ・金属アレルギーになる可能性もあります。
プラスチック前装冠・前歯(保険)
表面に白いプラスチックを貼りつけた、金銀パラジウムの被せ物です。プラスチックはセラミックスのように、白さが長持ちしません。数カ月~数年で黄色っぽくなってしまいます。メタルクラウンよりは自然に仕上げることができます。
メタルクラウン(保険)
安価で耐久性に優れた被せ物です。見た目が気になるという方、金属アレルギーの方にはおすすめできません。
CAD/CAM冠(保険 ※条件あり)
セラミックスとプラスチックを混ぜ合わせた「ハイブリッドセラミック」による被せ物です。保険資料として使用するためには、以下の条件をどちらも満たしておく必要があります。・上下両顎の第二大臼歯がすべてある・被せ物治療の対象が上下の小臼歯、上下の第一大臼歯のいずれかである
オールセラミックスクラウン(自費)124,300円
セラミックスのみで作る被せ物です。美しさ、耐久性、清掃性のいずれも高いレベルで再現されます。唯一の欠点は、ジルコニアクラウンほどの強度はなく、強い衝撃を受けたときに割れてしまうことがある点です。
ジルコニアクラウン(自費)グラデーション101,200円/単色68,200円
人工ダイヤモンドとも呼ばれる白い材料、ジルコニアを使用したかぶせ物です。強い力のかかる奥歯にも安心して使えます。美しさという点でオールセラミックスクラウンにやや劣るものの、十分な美しさを持ちます。
メタルセラミッククラウン(自費)101,200円
内側に金属を、外側にセラミックを使った被せ物です。天然歯に近い美しさを再現できます。ただし、金属を使用していますので、金属アレルギーの方にはおすすめできません。
ハイブリッドセラミックスクラウン(自費)79,200円
セラミックスとプラスチックを混合した、ハイブリッドセラミックスで作る被せ物です。セラミックに近い美しい白さを再現しつつ、費用を抑えられます。ただし、多少の変色がある・オールセラミックス、メタルセラミックスよりも耐久性が低い点がデメリットです。
プラスチック前装冠・奥歯(自費)45,100円
金銀パラジウム合金に、白いプラスチックを貼りつけた被せ物です。ただし、数ヶ月〜数年で黄色く変色する・柔らかいため歯磨きで削れてしまう・プラーク が付きやすく歯周病になりやすい・金属アレルギーになる可能性があります。
コアとは、大きく歯を削った後に被せ物を取りつける場合に必要になる土台のことです。
メタルコア(保険)
保険適用のため、安価で使用でき、一定の機能回復ができます。ただ、硬度が高いため、衝撃が加わったときに歯の根の方が割れてしまうことがあります。
ファイバーコア(自費)17,600円
歯の根と近い柔軟性を持ちます。事故などで衝撃を受けたときに割れてしまうこともありますが、それは歯の根を守ったということですので、デメリットにはなりません。また、被せ物を取りつけたときにも、コアが透けて審美性が低下するということがありません。被せ物の美しさと歯の根を守ってくれる優れたコアです。
ゴールドコア(自費)34,100円
金は酸化しにくい金属です。また、伸びる性質を持ちますので、衝撃を受けたときに歯の根が割れることを防いでくれます。ただし、保険適応外のため高価であることが唯一の欠点です。
成人の80%以上がかかっているといわれているのが歯周病です。虫歯より歯を失う原因になりやすく、若い頃からの予防が重要です。 歯周病は、ほとんど症状なく進行します。歯のぐらつきなどの症状が現れる前から治療を開始することで、進行を食い止めやすくなります。
抗生物質の内服により、歯周病菌の活動・繁殖を抑えます。
歯科医院での治療と同じくらい大切なのが、ご自宅でのブラッシングです。1日2~3回、小まめにかつしっかりとプラークを除去することで、歯周病の進行を抑えられます。 当院では、お一人おひとりのお口に合った、適切なブラッシング方法を指導します。
プラークが石灰化してできる「歯石」を、ハンドスケーラーや超音波スケーラーで徹底的に除去します。 歯石そのものに歯周病を進行させる作用はありませんが、表面が粗造でプラークが溜まりやすい構造をしているため、その除去は歯周病治療・予防において非常に重要です。
炎症を起こしている部位に抗生物質を塗布して、歯周病の進行を抑えます。
定期的に歯科医院でメンテナンスに通っているのに歯周病が進行して困っている方、又は自宅で頑張って歯磨きをしているのに歯周病が治らない、または少しずつ進行していると感じられている方はいませんか? そういう方はお口の中に感染している歯周病菌(悪玉菌)の中でも性質の悪い種や悪玉菌の数が多いのかもしれません。 そのような方には顕微鏡検査とDNA検査にて原因菌を特定して薬を使用して治す方法があります。これが21世紀に入ってから行われている方法で、最新式の治療方法「歯周内科治療」です。
初回
位相差顕微鏡による細菌検査、リアルタイムPCR検査を行います
2回目
結果説明、投薬開始
3回目
歯茎の検査、位相差顕微鏡による細菌検査、上下歯茎の中のクリーニング、菌によ って薬を変えて投薬
4回目
位相差顕微鏡による細菌検査、上下歯茎の中のクリーニング
5回目
位相差顕微鏡による細菌検査、リアルタイムPCR検査を行います。
6回目
歯茎の検査、検査結果説明
飲み薬の効果が維持できる1〜2週間でクリーニングを行い、約1ヶ月で治療を完了すること を目指します。初回に全ての予約を取ります。自費診療となり、77,000円です。
総額77,000円(税込み)
お子様にとって、歯科医院は“よく知らない怖いところ”という認識からスタートします。 当院では、そういった不安を少しずつ取り除きながら、お子様の気持ちになって、また保護者様の気持ちになって、優しい診療に努めます。
歯質を強化して歯の再石灰化を促す「フッ素塗布」は、歯が生えたばかりのお子様でも受けられる予防処置です。 痛みはありませんので、お子様が歯科医院に慣れる絶好の機会といえます。 その他、奥歯の溝を樹脂で埋める「シーラント」という予防メニューもご用意しております。歯のデコボコを平らにし、虫歯の発生を防ぎます。
当院では、以下のような予防メニューをご用意しております。1~3カ月に1回の定期検診に通いながら、患者様のお口の状態に合った予防メニューを受けていただけます。
高濃度のフッ素を歯に直接塗布することで、歯質を強化し、歯の再石灰化を促します。
虫歯菌や歯周病菌を多く含むプラーク。そのプラークが溜まりやすいのが、歯石まわりです。 歯石は、磨き残したプラークが石灰化したもので、ブラッシングでは除去できません。定期的に除去する必要があります。
専用の器械を用いて行う歯面清掃です。ブラッシングでは除去できないバイオフィルムをきれいに取り除きます。歯面はツルツルになり、ある程度の表面的な着色を落とすこともできます。
保険の入れ歯はもちろん、自費の入れ歯も多数ご用意しております。見た目の良さや噛み心地、費用などを考慮した提案が可能ですので、「こんな入れ歯がいい」「ここは少し妥協できる」といったご希望は遠慮なくお伝えください。 ※すべて税抜き価格です。
レジン床(保険)
歯科用のプラスチックで作る、保険適用の入れ歯です。安価であり修理もしやすい一方で、厚みがあるために異物感が生じやすいという欠点があります。
金属床(自費)コバルト床292,600円/チタン床348,700円/ゴールド床707,300円
薄く軽く作ることのできる、床部分が金属になった入れ歯です。食べ物の熱もしっかりと感じられ、おいしく食べられますが、金属アレルギーの方にはおすすめできません。
スマイルデンチャー(自費)片側タイプ124,300円/金属床タイプ292,600〜348,700円
床部分に弾性のあるナイロン樹脂を用い、金属が見えない工夫がされた入れ歯です。総入れ歯にはできないという制限はあるものの、審美性が高く、軽く、残存歯にも優しいといった大きなメリットがあります。