「出っ歯」や「受け口」、「すきっ歯」、歯列がガタガタになる「乱ぐい歯」など、歯並びの乱れの種類にはさまざまなものがあります。 お子様の歯並びが気になったときには、ぜひ一度当院にご相談ください。
小児矯正では、顎の骨の成長を促して永久歯がきれいに並ぶためのスペースを確保することが大きな目的となります。これは、骨の成長が止まってからではできない治療です。 歯だけを動かす成人矯正と比べると、無理のない治療が可能になります。
小児矯正を受けておくことで、将来的に大人の矯正治療が必要になる可能性を抑えることができます。 また仮に必要となった場合も、軽い治療で歯並びをきれいにすることができます。抜歯+矯正治療が必要になることも少なくなります。
お子様の歯並びの乱れの原因には、指しゃぶりや舌の癖なども含まれます。小児矯正では、こういった癖の改善にも取り組みます。 お口まわりの筋肉の適正な発達を促し、歯並びとともにお口の機能の正常化を促すことができます。
負担の少ない装置が開発されたとはいえ、大人ほど矯正治療の必要性を理解できないお子様にとって、矯正治療は決して“ストレスフリー”ではありません。我慢して装置をつける日もあるでしょうし、通院で遊ぶ時間が短くなる日もあるでしょう。そういった障壁を乗り越えることは、お子様の「やり遂げた!」という自信につながります。
当院では、以下のような矯正装置をご用意しております。 ※すべて税込み価格です。 ※別途、月に3,300円の「調整料」がかかります。
床矯正 285,560円~482,790円
顎の成長のコントロールを主な目的とした矯正装置です。スペースを確保し、永久歯が正しい位置に生えるよう誘導します。取り外し式のものと、固定式のものがあります。
ネオキャップ・ビムラー矯正(床矯正に含まれます)
「ネオキャップ」という白いプラスチック製の被せ物を第一・第二乳臼歯に取りつけ、あわせて「ビムラー装置」という取り外し式の矯正装置を1日数時間(就寝中のみでも可)装着します。学校に行くとき、友達と遊びに行くときに装着する必要がなく、お子様にとっても嬉しい装置です。就寝中以外の時間にも装着していただければ、治療期間の短縮も期待できます。
約3才 乳歯列完成
約4〜6才 メンテナンス時に将来歯並び、かみ合わせに悪影響を及ぼす習癖の改善
反対咬合(受け口)については早期矯正装置を用いて噛み合わせの改善をします。
a 約6才~9才(犬歯が生え変わるまで)床矯正治療
顎の成長のコントロールを主な目的とした矯正装置です。スペースを確保し、永久歯が正しい位置に生えるよう誘導します。取り外し式のものと、固定式のものがあります。口腔機能を向上させる食育やトレーニング、舌の位置の指導、悪習癖の改善を行うバイオロジカルな治療も行います。
b 約9才~12才(犬歯より奥の生え変わり)床矯正治療+一部ブラケット矯正治療
過度な不正咬合や床矯正の開始時期が遅かったりすると、床矯正だけでは歯並びをきれいに整えることが難しくなってくるため、ブラケット矯正を行い最終調整が必要になります。床矯正治療で土台づくりが十分にできていると、抜歯の確率を大幅に少なくすることができます。ブラケット矯正が前歯6本以外に別途必要な場合:片顎150,400円 両顎:300,800円
主にブラケット矯正治療(一部床矯正治療)+マウスピース矯正
乳歯がすべて永久歯に生えかわった頃に、第二段階の治療を開始します。 I期治療を終えて、永久歯の歯並びに問題がない場合はII期治療が必要でない場合もあります。初診時にすでに永久歯が生えそろっている場合は、はじめからII期治療となります。ブラケット矯正費用:901,450円 マウスピース矯正費用:362,000円~473,000円